姿勢や動作に大きく関わる筋膜
筋膜は全身の筋肉を覆う膜を指します。この筋膜は、全身に張り巡らされており、表層から深層まで筋肉や組織を立体的に包み込むため、組織を支える「第二の骨格」ともいわれ、姿勢を保ったり、身体を動かすために必要な組織です。筋膜はコラーゲンでできており、85%が水分で、筋全体を覆っている最外層の筋外膜、いくつかの筋線維を束ねて覆っている筋周膜、さらに筋線維1本1本を包む筋内膜との3種類に分けられます。筋膜は柔らかいため、癒着しやすい特徴があります。激しい運動による負担や怪我、加齢などにより、炎症や血行不良を来し、筋膜は癒着するといわれています。癒着した筋膜は、身体の機能を低下させます。筋膜の癒着を取り除くことで身体本来の機能を取り戻すことができます。

