【腰の痛み】腰椎椎間板ヘルニア

最終更新: 5月19日


腰椎とは、骨盤の上に積み木のように連結しと乗る5個の椎体で構成された部分です。


この椎体と椎体の間には椎間板が存在します。


椎間板は、水分をたくさん含んだゼリー状の髄核(ずいかく)と、それを取り囲む線維輪(せんいりん)と呼ばれる軟骨組織の二重構造になっており、腰椎に加わる圧力を分散させ、衝撃を和らげるクッションのような役割を果たしています。


しかし、加齢などによって髄核を取り巻く線維輪が弾力を失うと、小さな亀裂が入って、髄核の一部が外に飛び出します。


この押し出された髄核が神経を圧迫するため、腰に痛みが生じます。


これを腰椎椎間板ヘルニアといいます。


この状態を放置していると、髄核がどんどん押し出されて、痛みやしびれがだんだん強くなっていきます。


腰椎椎間板ヘルニアは、高齢者よりも20代から40代にかけての比較的若い男性に多い病態です。


前かがみや中腰の姿勢を長時間続けたり、重たいものを急に持ち上げたりしたときなどに発症する危険性があります。


腰椎椎間板ヘルニアの症状には、急性型と慢性型があります。


急性型は、重たい荷物を急に持ち上げたときや、くしゃみをしたときに起こるものです。


痛みが激しく歩くこともできなくなる場合もありますが、次第に症状は軽くなります。


しかし、そのまま放っておくと、さらに椎間板から髄核が押し出されて、神経を圧迫してしまうため、慢性的な痛みへと移行します。


どちらのタイプもその多くが腰の痛みのほかに、左右どちらかの太ももから膝、足にかけて激しい痛みが起こる坐骨神経症を伴います。


腰椎は5個の椎体と5個の椎間板で構成されています。


そのうち、ヘルニアを起こしやすいのは、第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板と、第5腰椎と仙骨の間にある腰椎です。


前者のヘルニアでは、ふくらはぎの外側から足の親指にかけて、後者では膝の後ろ側から足の裏側にかけて、痛みやしびれが起こります。


腰椎椎間板ヘルニアの場合、背中を伸ばしているときや、寝ているときは痛みが楽になります。


反対に、背中を丸めたり、前かがみになったりすると神経が圧迫されて痛みやしびれが強くなるのが特徴です。


腰痛は慢性化する前に対処することが大切です。


もし慢性化した場合も原因をひとつひとつ取り除き回復を目指しましょう。

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