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【スポーツ:膝の痛み】オスグッドシュラッター病

更新日:2021年5月19日


オスグッドは、正式名称を「オスグッド・シュラッター病」といいます。


(アメリカの整形外科医オスグッド氏と、スイスの外科医シュラッターが、この症例を学会に報告したことから名づけられた)


小学校高学年から中学生くらいの成長期にあたる子どもに頻発するスポーツ障害です。


特にサッカーやバスケットボール、バレーボールなど、膝への負担が大きいスポーツ種目で多くみられます。


男女比では男子に多いのが特徴です。


膝のお皿の下あたりには脛骨と呼ばれる太い骨があり、その近くに脛骨粗面という骨が隆起した部分があります。


オスグッドは、この脛骨粗面部分が少しずつ突出し、痛みが発生した状態を指します。


成長期の子どもによくみられる痛みだと軽視されがちですが、オスグッドの場合、我慢して運動を続けていると成人してからも後遺症をもたらすケースがあります。


痛みや熱感、腫れなどがある場合は、練習を休ませ、休息させることが大切です。


太ももの前にある大腿四頭筋は、膝の曲げ伸ばしをするときに重要な役割を担っています。


オスグッドは、この大腿四頭筋の使いすぎや柔軟性の低下をきっかけに症状が出るケースがほとんどです。


大腿四頭筋は膝のお皿を経由して、脛骨粗面に付着しています。


サッカーやバスケットボールなどで膝を伸ばす動きを繰り返し行っていると、大腿四頭筋に膝蓋靱帯を介して付着している脛骨の結着部が強く引っ張られる状態が続きます。


その際に、骨端軟骨の一部に剥離が起こることで発症します。


子どもの骨は、やわらかい骨から硬い骨へと成長する過程にあり、どうしても不安定な状態です。


また、骨の成長スピードに対して筋肉や腱の成長が追いつかず、アンバランスな筋骨格構造になっています。


そこに過剰な運動による負荷が加わることで、膝の痛みが起こります。


ほとんどの場合、成長が終わると痛みが治まりますが、無理をすると成長期が終わってからも痛みが残ることがあるので、休息と適切なケアが必要です。


予防や症状増強を防ぐためには、柔軟性確保のためのストレッチ、姿勢保持感覚や身体の使い方を養う指導が大切になります。


MUGEN整骨院|鍼灸院グループ

むげん整骨院・むらかみ整骨院

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